意外な関係
お灸をしているといろいろな流派というか方法があって大きく分けて二つある。
一つは澤田流。もう一つが深谷灸。
この二つの方法が特に有名でお灸を使っている人なら知らない人はいないと思う。
今回の話は深谷灸法。この深谷灸法の創始者は名前のとおり深谷先生。
深谷灸法の特徴は少ないツボと特効穴を使っていること。当時は竹筒を使っていたのも特徴のようだ。
今でも竹筒を使っている所もあるようだが、めんどくさいと使わない所もある。
所で竹筒をどのように使うかというと、ペンよりも太い竹筒を使ってお灸をすえた所にかぶせて熱さを緩和するように使う。
かぶせるタイミングが大事でお灸が焼けすぎても熱いし、焼けなさ過ぎても途中で火が消えてしまい効果がない。
このタイミングを見計らってうまくかぶせる。そうするとお灸につきものの熱を緩和することが出来る。
なぜ、竹を使うのか?
それは創始者の深谷先生が熱がりだったから。使っていたのではないかと家族である新間先生は語っている。竹の方が皮膚に優しいというのもあるらしいが、熱がりだったのが本当らしい。
先ほど出てきた新間先生は深谷先生の息子で小さい頃からお灸をひねっていたらしい。
深谷先生の近くに常にいたので深谷先生の執筆の手伝いもしているので本もいくらか出している。
本来は新間先生が深谷灸法を引き継いでいくはずだったがそうはならなかった。
この新間先生の職業は鍼灸師ではない。
ミュージシャンが本職だ。鍼灸師の免許もない。
深谷先生は自分と同じ道を歩むだろうと思っていたのだが、30を前にして突然音楽の道に走っていったという。ギターに目覚めてミュージシャンの道に走ったらしい。
小さい頃からひねっているから、お灸をひねらせてもそこら辺の鍼灸師よりうまいのに。
そして新間先生の息子は落語家である。深谷先生は落語が好きで、当然のように新間先生も好きになったようであるが、その息子が落語家になった。
その落語家の名前は林家志らく。
非常に変わった職業の家系になったものだ。
鍼灸師、ミュージシャン、落語家。
一つ一つを見ても多い職業ではないのにすべて違うなんて・・・面白い家系である。
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