刺さない鍼
鍼に関して「痛い」と思っている方はいませんか?
鍼の方法もいろいろあって、
一般的な鍼として、鍼を体に刺して10~20分ほどおいておく置鍼法。
この場合、ある程度痛みを感じることがあります。
鍼先が皮膚を破るときに感じる「切皮痛(せっぴつう)」、
鍼先が筋肉の筋膜を破るときに生じる痛み、
鍼先がいわゆるつぼにあたったときの響き(ひびき)、
おおむねこの3点で痛みのような刺激を感じます。
下手な人が行えば、余計痛い。
特に痛みを伴うのが切皮痛。皮膚を破る時の痛みですが、
下手な人ほど、これが痛い。
その他の痛みは気持ちが良かったり、心地よい感じがしますが、
皮膚を破るときの痛みは別です。
事実、やってる側も学生や後輩にされるのを嫌がります。
まあ、当たり前といえば当たり前なんですが・・・
かといってそこまで拒否しませんが、
初めの頃は嫌でしたね。
但し、鍼に慣れてきたり、うまい人が行えば痛くないですよ。
で、全く痛みを感じないもので、
提鍼(ていしん)といって、鍼先が丸くなっており、
体に刺さない鍼もあります。
刺さない鍼で、症状がよくなるのか?って思うかも知れませんが、
実際よくなるんですよ。
この辺が東洋医学の不思議なところですね。
まあ、でも東洋医学をしっかり勉強していないと効果はあまり現れないですが・・・
鍼を使っているイコール東洋医学と考えている方も多いですが、
何よりやってる側もこう思っている人がいますから、やられる側はそうなりますよね。
鍼を使って良くなるなら、注射を使っても同じ効果が現れてもいいじゃないですか。
で、良くなるかというと、そうはならない。
だだ単に鍼を使っているだけでも良くはならない。
東洋医学の考え方である、気や陰陽の考え方を理解していないと
鍼をしても効果は薄いです。
まあ、東洋医学の授業も受けましたが、なんか傍目には胡散臭いですけど・・・
「気って何?見えないじゃん」、「陰陽を知って何みたいな?」
鍼師の中にも東洋系の考え方は理解できないと捨てている人もいますから。
ただようは考え方であって、その考え方に沿ってやってきた積み重ねが
現在の治療方法になっているわけです。
経験療法ですから、この考え方でやってきたら、
実際、治療ができた。良くなった。で結果として何千年も続いている。
少し話しはずれましたが、東洋医学の考え方に沿って行う鍼は、
痛みを感じないものがあります。
それのひとつが提鍼です。
皮膚に丸くなっている鍼先を当てて、
症状である、痛みや痺れをなくしていく方法です。
なぜ良くなるかは、科学的にはわかりません。
科学的な証明がもっとされてきたら鍼に対しての価値も上がると思いますが・・・・
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