触診技術上達法


鍼師になる為には、指先の感覚が大切です。

皮膚の上から触れて体の状態を診なければ ならないからです。 レントゲンやMRI内視鏡などを使えるわけではないので 体の状態を知る為に非常に重要です。

盲目の人が鍼師になったりするのも目が不自由な分、手先の感覚が鋭敏に働くからです。

盲目の人が使う点字ですが、やってみるとわかりますが、
一般の人だと全く分からないと思います。
試しにやってみるいいかもしれません。
身近に点字はたくさんあるので試しにやってみて下さい。
ATMや駅構内の手すりなど、点字は意外に身近にあります。
点字は難しいですから。

また、余談ですが、足先の感覚も優れているようです。
以前一緒に働いている盲目の方は、
目が見えないのに、
「あっ、じゅうたんが変わった。」と、
足先の感覚だけで分かっていました。

で、手先の感覚を養うためにはどうするか?
まずは人の体にたくさん触れること。
解剖学の知識と照らし合わせながら考えながら触れる。
でも、人がいなくても指先の感覚を養うことが出来ます。

昔は、まだ弟子師匠の関係の時代は、鍼を打つのに、
人に10年触ってから打たせてもらえたらしいです。
(触るとは、正確にはあんまやマッサージをすること)


練習方法の一つとして用意してもらうのが、
本(もしくはノート)、髪の毛。
髪の毛を本のページとページの間に挟み、どこに髪の毛があるか
指先の感覚だけで当てます。
15ページ目ぐらいまで分れば合格でしょう。

ただ、人の体を触るのとはまた別なので、体のことを理解するには
人を触るのが一番だと思います。
一人の時であれば自分の体を触る。これが一番。

成人の皮膚には60万もの感覚受容器があります。
指先は体のどの部位よりも敏感で1cm平方あたり2万もあります。
重さでいえば、0.02グラムにも反応出来ます。
ハエと同じ重さです。
この指先の感覚をいかに鍛えるかが大切なんです。

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