鍼師のなり方


専門学校卒業後進路(就職篇)

専門学校卒業後の進路として主なものが就職です。
この就職ですが、年齢制限を設けていることが多く、この年齢制限に引っかかる場合卒業後すぐに独立する人も多くいます。

年齢制限は30歳から40歳ぐらいで引かれていることが多いです。
年齢制限があるのはある程度実務経験がある人が他の勤務先での治療方針とぶつかったり、院長の年齢が30~40歳であったりするからです。

就職先にもいろいろな分野があります。
病院や鍼灸院、接骨院や整骨院、出張業や老人施設、スポーツトレーナーなど数多くあります。
どの分野を将来やりたいかが問題だと思いますが、収入面も気になるところです。

病院や鍼灸院、接骨院や整骨院、スポーツトレーナーなどの初任給が15万から25万ぐらいです。
20万をきることが鍼灸師の場合多いかもしれません。
年数を踏めば上がるところもあれば変わらないところもありますがもらえて30万ぐらいでしょう。

出張業の場合は完全歩合性のところが殆どなので、卒業してすぐとなるとリスクが高いです。
学校では頭の勉強が多いので実力的には素人に毛が生えた程度の人が殆どでしょう。

また鍼灸師でありながら、病院や鍼灸院、接骨院や整骨院、スポーツトレーナーなんかではマッサージの業務をこなすことが多いかもしれません。
卒業後鍼を打たせてもらえるところは少ないです。
そのため卒業後の進路として進学や研修を選ぶことが多くなっています。

鍼灸師になりたい人は鍼の打たせてもらえる場所かどうか、打たせてもらいでもその勤務先が将来的に鍼を打てる環境かが大事になります。
基本的には打てないことが殆どですが・・・・・

ただマッサージをしながら体について学ぶことも大事だと思います。
鍼を打つまでマッサージを10年しなさいと言う先生も数多くいます。
それだけマッサージも大事なんです。

就職先は重要です。まずは面接があると思います。
その前に就職先の情報を多く知ることといろいろな就職先の情報を手に入れることが大切だと思います。

自分が何を大事にするか。就職環境(時間)か金銭面か、技術面なのか。
自分の希望に見合う就職先を見つける為にも学生のうちからいろいろ探しておく方がいいでしょう。

ただ鍼灸の就職先は現在選ばなければどこでも入れるのが現状でしょう。
就職浪人になることはまずないので学校卒業してからでも十分間に合います。
早いほうがいい就職先が多くあるのは確かですが、世間のような就職先がないということはないのでゆっくり自分に合うところを探すのが得策です。


鍼は自分の体で

鍼を人に打つ前にはいろいろ練習する必要があります。
いきなり人の体で練習するわけではないです。当然ね。

まずは物に刺して練習します。
鍼を刺す練習用のマットみたいのもあって場所によって硬さが違います。
硬ければ硬いほど刺すのが難しくなります。
また鍼の硬さにも硬さ、軟らかさがあって硬いほうが簡単に入ります。
軟らかいと途中でふにゃって曲がってしまうので扱いが難しい。

なので最初は硬めの鍼を使って軟らかい場所にさせるようにして、出来るようになったら次は硬い所にさせるように、そして硬い所に軟らかい鍼をさせるよう練習します。

これがある程度出来るようになったら人の体を使いますが、人の体といってもまずは自分の体です。
自分の体でも背中に打つことは出来ないので、足に打ちます。
良く使うのが太ももです。
脂肪も多くあり、ある程度深く刺すことも出来、しかもそれほど痛みを伴いで出来るから。

初めのうちは技術的に未熟なのでこの太ももに青あざを作ってしまいます。
鍼の学校に通っている人は一度は青あざが出来たことがあると思う。
もしかしたら鍼灸院で治療されて青あざが出来た人もいるかもしれない。

鍼を刺すときに細かい血管を傷つけると出来る。
特に痛みがなくても出来るから最初のうちは厄介だ。
慣れればほぼ青あざなんか出来ることはないが、何回も何回も刺せばいつかは血管を傷つけてしまうこともあるだろう。
同じところに何回も刺すと皮膚も丈夫になるのか硬くなってくる。

そういえば、学校時代に鍼のテストがあるんだが先生がクラス全員の鍼を受けて合格、不合格を判断することがあった。
今思うとあのテストの台にはなりたくないものだ。
まあ先生なんだからしかたないけど・・・

こういった練習をしてやっと他人に刺す。
まずは痛くないように打つ。
それが出来たら今度はツボを狙って響かす練習。
響かすとはツボに当たるとビーンといった痛みとは違う感覚を得る。
これが出来るようになれば後はツボの組み合わせなのでこれができるようにする。

学生時代にこれが出来るようにしておいて欲しいよね。
たまにいるからね。
鍼してって言って、打てませんって言うやつが。
何しに学校3年も通っていたのっていうやつ。


鍼灸学校の生徒

鍼灸の学校にはいろんな生徒がいます。
高校卒業と同等の学力があれば、入学出来るので比較的条件は簡単です。
但し、逮捕歴などがあると国家資格が受験出来ないので入学出来ません。
高校中退でも大検を受けて入ってくる人もいます。

最近は高校・大学を卒業してすぐ入学する新卒者が多いようです。
学校によっても違いがありますが、以前は社会人から鍼灸師になる人が多かったのですが、
現在は高校・大学卒業してすぐの人が多くなりました。
その為、鍼灸師になる年齢層が若くなりました。
治療院に行っても若い人が多いのはそのせいでしょう。

治療院には学生が多くいます。
研修中の名目で働いている人もいれば、実際に施術している人もいます。
勿論、実際に施術している人は法律違反になります。
摘発例も何例か出ています。
学校側も禁止してはいますが、暗黙の了解的なところもあります。

そのほかに多いのが、プロのスポーツを引退した。
もしくは怪我の為、スポーツが出来なくなったというのが何人かいました。
スポーツ選手は鍼灸にお世話になっているケースも多いのでこの道を選ぶようです。

また、中には芸能人もいます。
芸能界の一線から引退した人、これから芸能界を目指す人ともいました。
手に職をつけるための予防線みたいな感じで取る人です。

医師の中にも鍼灸をい勉強するため入ってくる人がいます。
医師の資格があれば、鍼を打つことは出来ますが、
実技的な面や東洋医学の勉強の為入学するケースがあります。

高齢の方で自分に鍼を打ちたいという稀なケースもいました。
ただ、入学してくる人は鍼の経験がある人が殆どかと思います。
私はされたことなく入りましたが・・・

年齢もばらばらで、出身地もバラバラなことが多いです。
北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々から入学してきます。
最近は学校自体が増えたので比較的地元の方が増えましたが、学校が少ない時は受験で落ちるためいろいろな所を受けないといけない為全国から集まりました。
県に一・ニ校とかだと倍率も高くなり、それなりに入学するのが難しかったり、紹介がないと入れない時期もありました。あとは裏金とか・・・

日本人だけでなく外国人も中にはいます。欧米人は少ないですが、中国人や韓国人などアジア系はいます。海外との姉妹提携もしているところはあるので、留学制度があるところは外国人が多いかもしれません。
日本人は外国人に比べ手先が器用というのはホントみたいです。鍼も手先の器用さが求められるので日本人がうまいようです。外国人の講師を招くと驚いた表情をしています。


触診技術上達法

鍼師になる為には、指先の感覚が大切です。

皮膚の上から触れて体の状態を診なければ ならないからです。 レントゲンやMRI内視鏡などを使えるわけではないので 体の状態を知る為に非常に重要です。

盲目の人が鍼師になったりするのも目が不自由な分、手先の感覚が鋭敏に働くからです。

盲目の人が使う点字ですが、やってみるとわかりますが、
一般の人だと全く分からないと思います。
試しにやってみるいいかもしれません。
身近に点字はたくさんあるので試しにやってみて下さい。
ATMや駅構内の手すりなど、点字は意外に身近にあります。
点字は難しいですから。

また、余談ですが、足先の感覚も優れているようです。
以前一緒に働いている盲目の方は、
目が見えないのに、
「あっ、じゅうたんが変わった。」と、
足先の感覚だけで分かっていました。

で、手先の感覚を養うためにはどうするか?
まずは人の体にたくさん触れること。
解剖学の知識と照らし合わせながら考えながら触れる。
でも、人がいなくても指先の感覚を養うことが出来ます。

昔は、まだ弟子師匠の関係の時代は、鍼を打つのに、
人に10年触ってから打たせてもらえたらしいです。
(触るとは、正確にはあんまやマッサージをすること)


練習方法の一つとして用意してもらうのが、
本(もしくはノート)、髪の毛。
髪の毛を本のページとページの間に挟み、どこに髪の毛があるか
指先の感覚だけで当てます。
15ページ目ぐらいまで分れば合格でしょう。

ただ、人の体を触るのとはまた別なので、体のことを理解するには
人を触るのが一番だと思います。
一人の時であれば自分の体を触る。これが一番。

成人の皮膚には60万もの感覚受容器があります。
指先は体のどの部位よりも敏感で1cm平方あたり2万もあります。
重さでいえば、0.02グラムにも反応出来ます。
ハエと同じ重さです。
この指先の感覚をいかに鍛えるかが大切なんです。


女性鍼灸師

最近は女性の鍼灸師も随分増えてきました。
学校自体も増え、手に職をつけたいと思う女性が増えたこと。
なにより、女性の患者さんが多い。

鍼灸院にくる7割は女性で、中には受けるだけでなく、
患者さん本人が鍼灸師を目指すこともある。

実際学校にいたときも"鍼を受けてた先生のすすめで、この学校に入りました”という人もいました。
昔は師弟関係が多いので、逆に紹介がないと、
学校に入れなかったりもしたそうです。

女性の患者さんが多いということは、女性特有の病気も診ます。
なので、月経異常や妊娠、更年期症状(男性にもありますが)
を話すときや診察するときに抵抗があるようです。

診察の際、服も脱いだりするわけだから、若い人ならなおさらですよね。
さらに以前見た新聞に鍼灸盗撮という字がおどっていました。

内容は治療中に女性患者の体をカメラで撮っていた為、
気づいた女性が捕まえて、警察に突き出したと出てました。
こういう鍼灸盗撮に限らず、医師のわいせつ行為なんかも
マスコミで叫ばれるようになってきた影響もあって
女性鍼灸師の要望が強いんじゃないかと・・・
安心して受けられないですからね。


そんな流れもあり女性専門鍼灸院というのが出てきました。
字のごとく女性患者、女性鍼灸師オンリー。
今多いですよね。女性のみって。
鍼灸に限らず、流行のものは。

例えば、ヨガや岩盤浴、女性限定車両もそうですね。

地方はまだまだ女性専門鍼灸院はおおくないですが、
都内だと女性専門鍼灸院は増えてきてますね。
ニーズもあり、これからはもっと女性鍼灸師が増えていくはずです。



Page: <<前の20件  1 < 2 < 3

鍼灸師の健康学に関するニュース

TOPPAGE  TOP 
RSS2.0