お灸について

2008年10月09日
 ■  大きな火傷でうみをだす。

お灸といえば昔おばあちゃんが背中などにやっていた大きなお灸が昔は盛んに行われていました。
灸をすえるという言葉があるように悪いことをした子に使う言葉として用いられるようにとても熱かったです。

現在のお灸はというと小さくて火傷を作らないようなお灸が主流です。
アメリカなどではお灸を殆ど使いません。
なぜなら火傷が出来たら裁判を起こされ、裁判に負けるからです。
アメリカでは患者の了解を得ていても裁判に必ず負けるということで行わないケースが多いようです。
使うとしても火傷にならないような温灸などです。

今でも昔のような大きなお灸をやっているところはありますが数が限られてきています。
時代の流れにそくさないんでしょう。
東京だと四ツ木の灸の1店と聞いています。

四ツ木の灸の方に昔の話を聞くと昔は観光バスで地方からやってきた団体がたくさんあったそうです。
テレビの取材も多く来ましたが、現在は昔のように大きなお灸をすることが少なくなったそうです。
どうしても大きな灸をして欲しい昔からの患者などで四ツ木の灸自身も勧めてはいないようです。

ただ効果としては期待できると自身ありげに話していました。
火傷の跡は残りますが、現代医学の効かなかった症状が取れたという話はこういった大きなお灸が多いです。

癌が治ったとか喘息が治ったなど聞きますが、どこまでが治ったかという区分がないので、鍼灸師でありながら疑いの目で見てしまいます。

この大きな灸をした後松脂などの薬を火傷させた跡に塗って膿を出す。
この膿が出きったところで治療は終わりなんですが、この膿ができると症状がよくなるそうです。
四ツ木の灸の方も昔喘息で悩まされていたらしいのですが、先代に灸をすえてもらったところ症状が良くなり現在も(もう70歳ぐらい)でないそうです。

昔ながらの治療法は鍼灸師が聞いても首をひねりたくなるような治療もあるのでまたあれば紹介したいと思います。

2006年12月31日
 ■  風邪に強くなるお灸

この冬の季節何が一番怖いか?
それは風邪。
風邪なんてって馬鹿にすることは出来ない。
年間何人も風邪が原因で死んでいるから。
年寄りだけじゃないからね、死んでいる人は。
疲労がたまって免疫力が弱っていると肺炎を起こしたり、風邪のウイルスが心臓に達して心筋炎を起こすことがあるから全く馬鹿には出来ない。

で、この風邪は予防が一番。体を温かくするなど冷やさないこと。
体が冷えるとそれだけ風邪のウイルスが活動しやすい。
そこでお灸が風邪予防に効果的ってわけ。

お灸の効果って火傷をわざと起こさせて免疫力を高める効果がある。
だから免疫力が弱っているようなひとにはお勧めです。
火傷っていってもそんな大きなものを作るわけじゃなくて、すごく小さいもの。
直径で1ミリもないんじゃないかな。
これぐらいのものだから時間がたてば皮膚も元通りきれいに戻る。
殆ど目立たなくなる。

風邪の予防でよくお灸する場所が足三里(あしさんり)というツボ。
この足三里のツボは一番有名なツボでなんにでも使う。
膝の外側の下でむこうずねのすぐ横にあるんだけど、足の病気は勿論、腰や胃腸、そしてこの風邪の予防にも使われる。
将軍徳川家康も足三里にお灸をしていたなんて話もあるくらいだからね。

足三里にお灸をすると風邪を引きにくくなるが、それでも引いてしまった人にはさらに違う場所に行う。
首の後ろの骨の所に大椎(だいつい)ってツボがあるんだけどここにお灸を100壮ぐらい。
数は多いけどとにかく良くなる。
鍼灸の教科書的には熱がある時にお灸はしないこととって書いてあるんだけど、大椎にお灸をすると熱が不思議と下がるんだよね。
だから使っちゃう。

まあ一般の家庭になかなかお灸なんてないだろうから、この大椎を温めるだけでも治りが早い。
昔から首周りは冷やすなって言われてきたけど大椎を冷やすと風邪を引きやすい。
だから逆にお灸なんかで温めると回復が早いというわけ。

もし風邪を引いたらここを温めてみてください。
こんなにも違うのかと実感できるはずですから。