鍼師の健康学 鍼師のなり方や、鍼師から見た健康法、豆知識、東洋医学のすばらしさを伝えていきます。

2007年05月30日
 ■  深い眠り!!

治療の最中寝る方っていると思うんですけど、この方は非常に眠りの深さが深かった。。。
こんなに寝るのかって思うぐらい寝てました。

声をかけても・・・・返事なし。
肩を叩いても・・・・返事なし。
少し強く叩いても・・・返事なし。

ここまでくると胸や口元をみて呼吸しているか見ちゃいます。
いびきはしていない。けど息はしている。
胸も動いている。
大丈夫、生きてる。

治療も終わりに差し掛かっていたので身体の向きを変えてもらいたくて声をかけたんですが全く反応なし。
途中までは痛みはどうですか?っていう問いに答えていたのですが、ホントに深い眠りに落ちてました。

しょうがなく少し強い痛みに反応してもらおうと強い刺激を与えてみても反応なし。
身体を大きく揺さぶってみても反応なし。
ベッドでの治療なのでそれほど大きく揺さぶることは出来なかったので、しかたなくその体勢で出来る治療を少し続けようとしたんですが、やっぱりやりづらい。。。

そこでもう一度名前を呼んで、肩を叩いて・・・反応なし。
最後だと思い、前以上に大きく身体を揺さぶってみて・・・やっと起きた。

やっとのことで仰向けになってもらい治療を続け、あまり深い眠りに入らないように必要以上に話しかけ、治療終了。
最後に痛みを聞いて、まだ少し痛みが残っているということでもう一度痛みの部位に鍼を行い、終了。

治療自体はうまくいきました。よく治療は家の近くの治療院で受けていたらしいのですが、取引先の近くで痛みが強くて立ち寄ったそうです。ここまで痛みがないのは初めてって言ってましたから。
痛みは取れましたが、眠そうだったのでしばらくいすに座ってもらい水を飲ませて落ち着いたところで帰っていただきました。
すぐ帰したら、歩きながらでも寝そうだったので、帰る途中で事故にあっても困るから。

初診の方だったんですが、入って来た時も、問診の時も、さらには治療の途中も全くおかしなところはなかったのにあれって思うぐらい眠りが深かった。

ホントに意識障害かと不安になった患者さんでした。。。

2007年05月22日
 ■  はり100本~鍼灸で甦る身体

はり100本 鍼灸で甦る身体


この本は一般の方から専門家まで読むことの出来る本だと思います。
一般の方にもわかるように簡単に、また芸能人の方の話まで出ていて読みやすいと思います。
特にはじめの方のタモリさんやガレッジセールのゴリさんの話は若い人にも親しみがあって入りやすいんじゃないかと思います。

この本の著者竹村文近氏の鍼に通っているタモリさんの身体の状態とタモリさんが紹介したガレッジセールのゴリさんの腰痛の所を見ればこんなに鍼は効くのか。
またタモリさんの身体の状態で健康な方でも鍼は良いのかと分かるはずです。

まだまだ怖いイメージのある鍼ですから恐怖心をあおるわけではないですが、竹村氏はご自身の鍼ははじめに痛いですよと告げてしまう。実際に痛いらしい。
それでも身体を良くしたいと思う方に対して鍼をしていきます。
そう告げてしまうことで、ご本人の身体へのケアの意識を高めると言うか確認をしています。
鍼は一回で良くなるものでないし、鍼をして不健康な生活を続けていれば良くなるものもならない。
その覚悟はありますか?とういう意味も込めて言われているようです。

こうは書いてありますがその後の補足として、注射のような痛みではないですよとも付け加えています。
気持ちよいと感じる人も入れば、いた気持ちよいという人もいると言うことその後に書いているのであしからず。


また専門家から見ても竹村氏の鍼に驚く方もいるかと思います。
鍼の総数が題名の通り100本以上。時には200近くになることも。
普段多くて数十本と言う方が多い中でこの本数は非常に多いです。
但し主要な部位が8箇所あり、この8箇所のために周りに打っていく、手が感じるところに打っていくと言うやり方で身体の状態をよくしていく。

特にこの本を読んで印象に残った文が二つあります。

それは、
「鍼灸には奥義も秘伝もない。治療は技になってはいけないのだ。」
という言葉と、
「まず10年間はあん摩をみっちり勉強することだ。揉んで揉んで揉み抜きなさい。そうすると手に目がついてくる。そうでないと鍼をさせない。手に目がつくと、自然に手が止まるようになる。解剖学や鍼灸理論といった机上の学問などしなくてよい。」
と言う言葉が頭に残りました。

まず一つ目は人と人との交流を鍼がしている。そのときの心の状態が鍼にも出てくるといったご自身の母上の亡くなった時のことを話されて解説されていましたが、ホントにそうであるし、常に心を入れて鍼をしようと改めて思ったので残りました。

二つ目は私もこのことを違う先生に言われていたので、このやり方で間違っていないんだと感じたからです。

治療とは何なのか、鍼とは何なのかと分かりやすい表現で書いてある本です。
今までとは違ったやり方もありどうなんだって思う方もいるかと思いますが、考え方は勉強になると思います。
是非一度ご覧下さい。
はり100本 鍼灸で甦る身体

2007年05月15日
 ■  鍼ってどんなの?

最近改めて思いますが、鍼をしている方でも鍼そのものを見たことない人が多くてビックリします。
私は初めて鍼をする方には感染症予防の為ディスポを使っていること、怖さを無くすために鍼の細さや強度を目の前で見せたりします。

それをした後の感想が実は鍼をしてもらったことはあるんですが、初めて鍼を見ました。
こんなに細いんですねとか、こんなにしなるんですねなどなど。。。
こういう感想が結構多くて、驚きます。
うつ伏せになって背中に鍼をしてもらっている方は自分からは見えないので余計に見たことないのかもしれないですね。

中には鍼を見ると怖くなるのでと言う方もいますのでそういう方にはお見せしませんが、大抵の方には必ずお見せします。
自分の体の中に入るものだから知っておいてもらうのは当然かなということでしています。

体のなかで折れることないか心配している方もいるので、実際に鍼を曲げてみて、曲がるけど折れることはないことを見せて安心させています。
見ると安心しますから。

まあたまには細いのや短いのを見せて長いのを打つことはありますが(笑)。
たぶんこういう心理テクニックを使っている方はいるんじゃないですか。
怖くて体が緊張して痛みがでるよりはこの方がリスクが少ないので使っています!!

2007年05月10日
 ■  口コミって

このサイトを読んでくださってる方は(かなり!?)健康志向の高い方や健康に気をつかっておられる方、
または健康に関する職業(医者や薬剤師のかたも)のかただと思います。
(いつもコメントありがとうございます。一つ一つのコメントが勉強になり、大変やりがいになっています。)

私たちみたいに健康に関する仕事についている人間は、患者さんと健康の話をしたり、
仕事仲間と情報交換をすることによって、新しい知識、
新しい情報を得たりすることが出来ますが、一般の方は難しいですよね。

最近ではインターネットで手がるに情報を調べれますので、ネットを活用してもらうのも大きな手だと思います。
ただ、インターネットは情報の量が多くてちょっと…
って方もいますよね~

今日は方法を探すときに便利なサイトを紹介したいなぁと思います。

最近見つけたのがこのサイト、

日本最大級の病院くちコミ検索サイトQLife

このサイトは日本全国の病院の口コミが無料で見ることが出来ます。
口コミって私たちのような健康を助ける職業にとっては、きついことを書かれたりで、
大変だったりするのですが、患者さんの健康にはかえられませんからね~

実際こんな治療院って感じの治療院もありますしね~

このサイトは病院だけなので私たち鍼灸師は評価されないのですが、
鍼灸師もこんなサイトがあればよくなっていくな~って思います。

これからもよいサイトがあれば紹介していきたいです。

投稿者 darkness818 : 18:22 | コメント (4) | トラックバック
 ■  奴隷のような・・・・・

これは聞いた話です。
私の知り合いの男性マッサージ師なんですが、某都内のお金持ちの多い高級住宅地に出張でマッサージに行った時の話です。

高級住宅地なだけに大きな家やマンションが立ち並んでいます。
だれでも知っているような有名な場所なだけに政治家や有名人も住んでいます。
そういうところに出張に行く時は心構えが必要みたいです。

なぜなら、奴隷とならなければならないからです。
ここではあえてお客様と言わせてもらいますが、この地域ではお客様には絶対です。
だから奴隷となることが求められることがあります。

例えば、足の裏のマッサージをする場合はよくあるかと思いますが、指だけ行うとか。
指だけ一時間。しかも足の指だけ。
マッサージしたことある方ならこれがどれだけつらいか分かるはずです。
ただこれならまだマッサージの範囲内なので私も行ったことはあります。

次は女性の方。マッサージの途中お尻だけとか胸だけマッサージして欲しい。
お尻も触るような感じ・・・こんな要望ばかり。
もうこうなるとどんなマッサージなのかと疑いがあります。
この女性中年は50歳位らしいのですが、人が恋しくてマッサージを呼ぶみたいです。
この要望に断ろうものならすぐにクレームの電話やいたずらが来るそうです。
ただそれ以上の要望はしてこないそうです。

今度は同性愛者の方。
この方の場合はそれ以上の要望(想像にお任せします)を求められるそうですが、さすがにその要望には答えなかったそうです。
但し、その方の場合、リクエストがあるそうで、男性はビキニパンツをはいてマッサージをしないといけなく、しかもその場でビキニパンツに着替えなくてはいけないそうです。
ビキニパンツも前も後ろもTの字のようなやつですよ。
そのマッサージ師はさすがに着替えれなかったのでズボンの上からはいて納得してもらったようです。

その同性愛者、ゲイの方ですね。
その姿をみて「はあ~はあ~」って自慰行為をするそうです。
自慰行為が終わって終了。
マッサージ師を何だと思っているのか、知り合いのマッサージ師は自慰行為だけですんでよかったって・・・・理解に苦しみます。

他にもある男性に呼ばれて行くと毎回違う女性がいて、女性はなぜか裸。
裸のままの女性をマッサージさせて、自分はその姿を見ているだけ。
毎回女性は裸のようですがいったい何がしたいのか?

とまあこんな方々が多いのがお金持ち層の住む高級住宅地です。
断ればとおっしゃる方もいるかと思いますが、あの状況では断れないみたいです。
その男性マッサージ師もNOといえない方ではないはずなので相当な状況なのかと思います。

お金持ちは何を考えているのか分かりません。
一部だとは思いますが、いや一部であって欲しいと願うばかりです。

2007年05月04日
 ■  商売繁盛って!?

勉強もかねていろいろな治療院に足を運んだりするんですが、以前足を運んだ治療院にこんなところがありました。

治療院に入って、すぐに商売繁盛の文字が・・・・・・
いや気持ちは確かに分かりますよ。
病院やクリニックなどの医療関係でも金銭的売り上げがなければいけないことは。

治療院に限らずそういった商売繁盛のお札やらお守りがあるところは知っていますが、小さいですよ。
大きくあっても患者さんに目立たないところにおいてあったりしますから。
たまに招き猫がおいてあるところもありますけど、まだかわいいから許します。

でもここまであからさまに、そして文字も大きいんですよ。
商売繁盛!!商売繁盛!!
入ってすぐにこの文字がドンと来るとお店を間違えたのか?いや治療院を間違えたのかって思いました。


いくら世の中お金が大事とは言え、つらくて治療院を訪れる方にこの文字のインパクトは大きすぎます。
かといって、こちらの治療院の経営は商売じみてはいないから余計にですよね。
もう少し考えてもいいんじゃないかと思った治療院でした。。。

2007年05月03日
 ■  周りの価値観に疑問???

以前、「仕事はなんですか?」を聞かれて
「鍼師です」って答えて、そうだ、
鍼師だけだと分からないから「マッサージもしますよ」って答えたら、

「その人が整体とかも出来るんですか?」って
「えっ、整体ですか、出来ませんよ」

でも整体って体の構造上できないって思っているし、資格ない人多いからって話をしてたんですけど、
「なんで整体なんですか?」って聞くと、
「整体の方がかっこいいですよね」って。

整体がかっこいいかどうかは別にして、整体できますかって言う質問は、患者さんにも、友人とかにも聞かれるから、世の中の人は整体がして欲しいのかな。
整体は特別なのかなって・・・

でも考えてみて、よくポキポキなってるイメージがあると思うんだけど、あれって骨がなってるわけじゃないんだよね。
何が鳴ってるかはわからないらしいけど(それを解明したところで何もならないから大学での研究もしないみたいって聞いてます)骨がこすれる音ではないらしい。

よく骨が鳴りましたねって言う人がいるけどそんなに鳴ってたらたいへんじゃないですか。
こすれるわけだけだから磨耗するよね。
関節痛くなるよね。
でも何回も骨をならす?ってことは違うと思うんだけどどうなんでしょう?

鍼師やマッサージ師が整体師より下に見られてる感じが嫌でしたね。
鍼師やマッサージ師が高いお金出して3年も通うのに、数ヶ月で取れる整体師より下なんて。

テレビの影響とかもあるんだろうね。
ただ別に鍼師が上とかじゃなくて、安心して受けられるのは鍼やマッサージなのにと思った一件でした。


2007年05月02日
 ■  新人研修パート3

新人さんも技術がある程度ついてくるとデビュー!!
そう、患者さんを相手に治療していきます。
いきなり鍼は打てないけど、まずはマッサージから。

一番最初の患者さんって大事なんだよね。
こちら側も癖のある人に当たらないように自分の患者さんを当てたり、人のいい方を当てたり調整していきます。
最初からヤクザのような人って難しいじゃないですか?
ただ意外にヤクザの様な方のほうがやさしかったりもするんですが・・・

緊張するんだろうね。当たり前だけど。
問診もしっかり出来ない。技術は当然ない。
出来るのはその人のために一生懸命になること。
これがあれば何とかなる。会話をしながらね。
でも緊張してるから会話が出来ない。目の前のことに頭がいっぱいだから。

でも会話が出来ないとクレームの嵐。
クレームがあるならいいんだけど、クレーム言わずに違うところへ行くのが殆ど。
だから、さっき言ったような自分の患者さんを当ててあげる。
患者さんによっては試しに受けてくれるような方もいるので(ありがたいことです)、お言葉に甘えています。

そのクレームを一つずつ消化していって一人前の鍼師になっていく。
まあこんなことはどこの世界でも同じですよね。
はじめからうまくいくなら練習なんて必要ないわけですから。
デビューしたら練習しない子が中にはいるんですが、それでは良くないですよね。

パーフェクトって言うのがないですから。頂点がない。いつもより良い治療が出来るように目指すことが大事。
新人君がどれだけ意識が高いのか、人それぞれですが男性の新人君は比較的意識が高いかな!?
女性はサボりがちな子がちらほらいる。
こちらも練習する気のない子にわざわざ時間をとられたくないのでこちらから言うことはないです。

女性が嫌いなわけじゃないですよ。
ちゃんとはじめに、デビューした後も練習したい時は誰でも声かけてねって、ただこちらから研修の時のように練習するよとは声をかけないからっていってあるから。

声をかけないからそのまま。
技術が追いつかなくなってくるからやめていく。
向上心のないものは落ちていく。
現代社会というか、世の流れだと思う。

実力があるものが残る。
まあ実力があるだけじゃ食べてはいけないんですが、タイトルが新人研修なんでこのへんで・・・・

2007年05月01日
 ■  新人研修パート2

鍼灸学校の新設校が増えた話をしましたが、そこで新設校には鍼灸あん摩指圧マッサージを同時に取れるところはないという話をしましたのでそのことについて。

今までの鍼灸の学校には鍼灸の資格のほかに、あん摩指圧マッサージの資格が三年で同時に取れるところがありました。
ただし、新設校にはそれがありません。
盲人のあん摩指圧マッサージ師を守る為、学校を増やす際に規制が入った為です。

実際私も鍼灸あん摩指圧マッサージの資格を持っていますが、新人の子たちには鍼灸の資格しかない人が多いです。
鍼灸専門の治療院は実際少ないので、求人を募集しているところは業務内容としてマッサージをやるところが殆どかと思います。

新人の子に鍼灸だけで治せる子がいれば別ですが、そんな子はまずいません。
もしいるなら自分で開業している子でしょうね。
苦労はしているでしょうが・・・

それで、鍼灸の資格しかない人が鍼を打てるようになるまでまずすることがマッサージです。
ここら辺は少しおかしなことですが、鍼灸の資格しか持っていない人にマッサージをさせているのが現状です。

こういう人たちにマッサージを教えるのがまた大変です。
学校ではそういう授業が本来はないわけですから、言葉も知らないし、やり方も知らない。
学校によっては鍼灸の学校なのにマッサージの手技の授業があるところもあるようですが、所詮は学校の教えることで実践で通じるはずもない。

なぜなら学校の教員に優れた教員が少ないから。勿論すべてではありませんよ。
しかも鍼灸を習いに来てる意識が強い子達ですから、マッサージなんてって思っているみたいです。
だから練習もしない子が多い。

実際にマッサージをさせるとツボは押せない。力は弱い。体の触り方、余裕がない、などなど・・・・
自分の実力を知ってもらいます。
体を触れない人が鍼を打てると思いますか?
打てるわけがないんですよ。


マッサージの練習を何ヶ月か練習するわけですが、他の治療院ならすぐ打たせてくれるところもあるというのを聞くとすぐやめてしまう子も多いです。
厳しくするとすぐやめる。きっと会社なんかも同じなんでしょうね。

また金銭的にも実力がなければ挙げれないので、その点でもやめていく人は多いかも。
練習が嫌いな子も多いから。
でも出来なきゃ、物を売る商売ではないですからいるだけでお金が発生するなんて無理。

稼げるようになればある程度普通のサラリーマンよりは渡せることが出来ると思いますが、出来なきゃだめ。
そのために練習しない人もだめ。
世間を知らないような人はもっとだめ。
最後は少し愚痴のようになりましたが、出来ない人が多すぎて困ります。